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 体内生成物を補完するサプリ、コエンザイムQ10

サプリメントには大別して2つあります。一つは食事として摂取すべき栄養素のうち、摂れないものを補完するサプリ、そしてもう一つは本来体内で作られる物質が加齢やストレスなど、何らかの理由で十分に作れなくなった場合にこれを補完するサプリです。
ここでは二つめのサプリについてご説明します。


補酵素Q10

さまざまなテレビが取り上げて一気に有名になった補酵素Q10(コエンザイムQ10)からお話しましょう。放映後、品切れを出しているメーカもあるくらい、有名なサプリになってしまいました。

ミトコンドリアは血液によって運ばれてきた酸素とグルコース(ブドウ糖)を分解し、エネルギー源となるATPという物質を生成します。エネルギー生成の最終段階、電子伝達系で、電子のメッセンジャーとなるのがユビキノン、すなわち補酵素Q10(コエンザイムQ10)です。
ミトコンドリアのエネルギー生産に深く関わるものである、ということを記憶していて下さいましたか?(再びミトコンドリア)。

コエンザイムQ10は本来、体内で生成される物質ですが、ストレスや病気、加齢によって減少します。心臓に多く存在し、これは心臓が大量のエネルギーを賄うため多くのATPを必要とすることに起因します。

コエンザイムQ10は免疫システムに効果があることが多くの研究で報告されています。また、初期のPD患者に効果があったという報告もあります。
また、まったく運動をせずにこれを摂取するだけでスタミナが増し、エネルギーレベルが上がり、心臓が強化されるという事実も今では広く知られています。多くのスポーツ選手がこれを摂取し、身体能力を上げているそうです。コエンザイムQ10の摂取はドーピングではありません。

コエンザイムQ10はピーナッツなどにも含まれますが、1200mgを摂るのにピーナッツ45kgを食べなければならず、サプリメントに頼らざるをえません。

自然発酵によって生成されたものかそれとも化学合成によって作られたかも重要です。発酵法で酵母から抽出されるものは肉や魚に含まれるのと全く同じ「TRANS」形態であり、合成法によって製造されたものに含まれる「CIS」形態(異方体)を含みません。

「CIS」形態は安価ですが、不純で吸収されにくいのです。


ファイトケミカルス

赤ワインに含まれるポリフェノールが身体にいい、ということを聞かれたことがあるでしょう。このポリフェノールが「ファイトケミカルス」です。抗酸化作用があります。

ファイトケミカルスはつい最近まで非栄養素として扱われていました。アクや色素、苦味、匂いなどの成分に含まれるものに過ぎなかったのです。

注目を浴びるようになったのは1980年代の後半に入ってからのこと。あのマグガバン・レポートがきっかけで、米国農務省や国立がん研究所が生活習慣病やがん患者を減らそうと、食物と病気の予防に関する研究を進めたのです。

これらの研究がもたらした成果のひとつのがファイトケミカルスの発見でした。普段、口にしている野菜や果実、穀物などにビタミンやミネラル以外の病気予防・健康増進の効果があることが分かったのです。

ファイトケミカルスには動脈硬化や高脂血症などを予防し、がんの発生や増殖を抑える力があるのです。赤ワインやブルーベリーに含まれるアントシアニンや大豆に含まれるイソフラボン、ゴマに含まれるリグナン、ガーリックに含まれるアリルやアリシン、ブロッコリーに含まれるサルフォラファン、ホウレン草のカロチノイド、トマトのリコペンなども強い抗酸化作用を持つファイトケミカルスです。

ファイトケミカルスは天然素材を使ったサプリメントにしか含まれません。合成サプリには存在しません。また、天然素材を使っていても、単一の栄養成分のみを精製したサプリではファイトケミカルスは失われます。

天然素材を濃縮したサプリでしかファイトケミカルスは摂取できません。


メラトニン

もうひとつ、面白いサプリメントをご紹介しましょう。メラトニンってご存知ですか? 知らない? そうでしょうね。これは日本ではサプリメントとして販売することは許可されていません。お医者さまに処方していただかないと入手できません。


メラトニンは睡眠を司るホルモンの一種です。脳内の松果体で生成されます。松果体は光を感じる器官で睡眠と深く関わっています。暗いとメラトニンの分泌が増え眠くなり、明るいと減少して眠くなくなります。

メラトニンの分泌は6歳がピークで、以降、年齢を重ねるごとに減少していきます。年配の方が眠りが浅くなるのは、このメラトニンの減少のせいであると言われています。よって、メラトニンを摂れば、眠気を催すという訳です。睡眠薬ではありませんから、安心です。

メラトニンには抗酸化作用があり免疫力を高め、抗ガン作用やボケ防止効果もあると言われています。
ただ、大量に摂ると副作用があるとも言われており、用法を守る必要があります。

入手は個人輸入するしかありません。個人輸入は規制されていません。私は海外へ出向中の同僚から
おみやげとして貰い、服用した経験があります。当時、不眠症に悩まされておりましたが、効果はゆるやかで副作用もなかったようです。

メラトニンという脳内物質の役割、加齢とともに不足すること、それが年寄りが早起きする原因だと言われていることなど、面白いサプリだと私は思っています。




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